あのお方というのは1人ではなく、受け継がれる役職のようなものなのではないでしょうか。
ユリウスの “ごほうび”
1000年前、ユリウス・ラートリーは “ごほうび” として、二世界を平和に保つ調停役を任されます。
そして、実際にラートリー家の一族は代々鬼の世界で調停役をしています。
しかし、約束を結んだ本人であるユリウス・ラートリーだけは特別である可能性を考えてみましょう。
ユリウスは昼と夜に残って二世界を調停し、子孫には鬼世界で代々調停役をするように命じたという可能性も考えられます。
今回はこの可能性を仮定して、話を進めていきます。
あのお方の仮面
こちらの記事で触れていることなのですが、あのお方は他の鬼と違ってヘルメット型の仮面をしています。
そして、16巻 p.177の最後のコマで、あのお方はユリウスに “ごほうび” を告げながらヘルメット型の仮面を取るような動作をしています。
あのお方という立場をユリウスに譲るということで、ヘルメット型の仮面を渡したのではないでしょうか。
顔のないミイラ
6つの塔を訪れた際、エマはあのお方の雰囲気に似た顔のないミイラを発見します。
顔がないのは「顔が決まっていない」という意味であり、「特定の1人ではない」ということを意味しているのではないでしょうか。
次のあのお方はノーマン説
ユリウスはフクロウを連れてあのお方に会っています。
ノーマンも普段フクロウを肩に乗せているので、同じような状況ですよね。
これがノーマンもユリウスと同様の運命であるということを示唆しているのだとすれば、次のあのお方はノーマンということになります。
実はノーマンは既にあのお方に会っているのかもしれませんね。
「ノーマンあのお方説」についてはこちらの記事で詳しく紹介しています。
次のあのお方はエマ説
エマは実際にあのお方に会いに行っており、 “ごほうび” も受けています。
そのため、ユリウスと同様に調停役を任された可能性は十分にあります。
また、ユリウスとエマの共通点は2つあります。
エマが “ごほうび” の内容を聞いたときがこちら。
まず1つ目は “ごほうび” の内容を聞いたときの反応。
ユリウスもエマも、”ごほうび” の内容を聞いたときに「え」と反応しています。
これは同じ内容を聞いたからなのではないでしょうか。
もうひとつ、 “ごほうび” を聞いた後に夜側の世界が強調されています。
ユリウスの場合はエマの場合と違って逆さにまではなっていませんが、明らかに夜側が強調されているのが分かります。
このようにユリウスとエマが “ごほうび” を聞いたときの描画は、かなり似ているものになっています。
これはエマが調停役を任される、つまりあのお方になるという大きな根拠になるのではないでしょうか。
まとめ
以上、あのお方が代替わり制であるという考察でした。
あのお方の正体については、今後も考察していきたいと思っています。
コメント
可能性めっちゃありますね!
すごい考察です!!!