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「あのお方」の正体はノーマン!?感動の結末まで大考察!

考察
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長くなるので、今回は考察の結論から言います。

ズバリ、「あのお方」の正体はノーマンです。

 

どういうことか、順を追って根拠を説明していきます。

 

「あのお方」は未来のノーマン

まず「あのお方はノーマンだ」と言われて、最初に疑問に思うのが「ノーマンは別に存在している」ということです。

 

確かにエマが最初にあのお方にあった時、ノーマンはラムダ農園を脱走したあとミネルヴァとしてアジトをまとめていましたし、エマが約束を結んだ時もノーマンは鬼絶滅計画を進めていました。

どう考えても、あのお方とノーマンは別々に存在しています。

 

しかし、ここで重要になってくるのが「昼と夜は時空間軸が異なる」という点です。

 

もし昼と夜が未来の世界だとしたら、現在のノーマンと未来のノーマンが同時に存在していることがあり得ます。

そのため、「あのお方とノーマンが別に存在している」ことに対する疑問は解消されます。

 

あのお方は、ノーマンの未来の姿なのではないでしょうか。

 

フクロウ=竜

あのお方は白い竜とともに昼と夜に居ますよね。

 

そしてノーマンもラムダ脱走後はフクロウとともに居る場面が多く描かれています。

 

あのお方が未来のノーマンだとすると、竜は未来のフクロウなのではないでしょうか。

 

ここで、その説を示唆する要素があります。

それは「竜の目は何でも見通せる」こと。

約束のネバーランド、原作 白井カイウ、作画 出水ぽすか、12巻 p.71

 

フクロウは目が良いことで有名な動物で、網膜の細胞が多くあり目の感度は人間の100倍とも言われています。

網膜細胞の多さによって夜でも視力は衰えず、暗闇でも視認することができます。

フクロウが監視に向いている理由についてはこちら。

 

このようにフクロウは監視にも使われるほど「目が良い」ということが特徴であり、「竜の目は何でも見通せる」という伝承に通ずるものがあります。

 

七つの壁にはノーマンだけ行っていない

フルスコア組のうち、エマとレイは七つの壁に行きますが、その際ノーマンだけは別行動をしていました。

 

昼と夜が未来の世界であり、あのお方が未来のノーマンだとするならば、もしノーマンがその場所に行ってしまうと「タイムマシンのパラドックス」が起こってしまいます。

「タイムマシンのパラドックス」とは、同じ時間軸に同一人物が2人存在してしまうという矛盾。

 

この矛盾が起こらないように、ノーマンは(作者の意図で、もしくはノーマンが無意識的にという設定で)七つの壁や昼と夜に行かないシナリオになったのではないでしょうか。

 

ノーマンは御神体

以前、フルスコア組は「神の器」である御神体(ごしんたい)であるという考察記事を挙げました。

 

仮にこの考察が正しいとするならば、この記事ではエマが御神体になると予想しましたが、同じフルスコア組であるノーマンも御神体候補です。

むしろノーマンの方が知能も高く、鬼ごっこでもエマと違って逃げ切れているので御神体にふさわしいとも言えます。

 

つまり、ノーマンは「あのお方」になり得るということです。

 

あのお方は人間の要素を持っている

あのお方は鬼だと思われていますが、人間の要素も多く持っています。

手や後ろ姿が人間に近かったりなど、いくつか人間の要素を持っているかのような描写があったことから、以前こちらの記事では「あのお方=鬼と人間のハーフ説」を提唱しました。

 

この記事では鬼と人間のハーフだと考察しましたが、ノーマンがあのお方になるのであれば、あのお方が人間の要素を多く持っていることにも納得がいきます。

 

エマの手助けをしている

エマがクヴィティダラから初めてあのお方にあった時、追い出される瞬間に七つの壁のヒントとなるような光景(6つの塔、金の水)を見ています。

あのお方はなぜエマにヒントとなるような光景を見せたのでしょうか。

 

それは未来のノーマンであるあのお方が、エマを手助けしたということなのではないでしょうか。

 

エマの約束内容に笑っている

エマが約束を提示した時、それを聞いたあのお方は「ニイッ」と笑っています。

約束のネバーランド、原作 白井カイウ、作画 出水ぽすか、16巻 p.181

 

最初は不敵な笑みのように捉えていましたが、実はノーマンの「よくここまでたどり着いたね、エマ」という嬉しい気持ちのあらわれなのではないでしょうか。

 

ノーマンがあのお方を演じている理由

では、なぜノーマンは悪者のような行為や発言もしているのかという疑問も持つかと思います。

それは、「未来を変えないため」なのだと思います。

 

あのお方が未来のノーマンだとするならば、未来のノーマンにとっては「二周目の世界」ということになります。

「一周目の世界」でもしハッピーエンドになったのならば、「二周目の世界」でも同じ結末になるように「一周目の世界」のあのお方と同じ行動をするはず。

例えば未来のノーマンがエマをはっきりと助けたりしたら、未来を変えることになってしまい、ハッピーエンドで終わる保証がなくなってしまいます。

 

そのため、はっきりとエマを助けたりといったような「一周目の世界」のあのお方と異なる行動をすることができないのです。

 

15巻のノーマンとエマのやりとり

15巻128話、エマがノーマンの鬼絶滅作戦に反対して七つの壁に行くと言う場面。

エマはノーマンを抱きしめ、このように言っています。

約束のネバーランド、原作 白井カイウ、作画 出水ぽすか、15巻 p.81

 

「神様になんかならなくていいんだよ」

と。

 

これが「将来ノーマンがあのお方(=神様)になる」ということを示唆する伏線だと考えると、非常に恐ろしいですよね。

 

それに対してノーマンは、「もうどこにも行かない」と口では言っていますが、何か内心では思っているような描写がされています。

約束のネバーランド、原作 白井カイウ、作画 出水ぽすか、15巻 p.84

 

ノーマンは内心では「エマや食用児のためなら一人で犠牲になる」と思っているのでしょう。

 

ノーマンの「神になる」発言

エマに「神様になんかならなくていい」と言われたノーマンですが、その少し後にやはり「エマや食用児のためなら一人で犠牲になる」と考えていることが明らかになります。

約束のネバーランド、原作 白井カイウ、作画 出水ぽすか、15巻 p.107

 

「神にでも悪魔にでも喜んでなる」

とはっきり言っています。

 

これは完全にノーマンが「あのお方」になるという伏線なのではないでしょうか。

 

4巻のノーマン出荷前場面での伏線

4巻でノーマンの出荷が決まった後、エマとレイはノーマンに潜伏作戦を伝えます。

その際ノーマンは作戦に反対して自分が犠牲になる道を選ぼうとしますが、エマの必死の説得によって作戦に合意します。

約束のネバーランド、原作 白井カイウ、作画 出水ぽすか、4巻 p.42

 

しかし、この結果としてこの作戦をノーマンは遂行せず、自分が出荷される道を辿ってしまいました。

 

これがあのお方との約束の伏線だとしたらどうでしょうか。

 

エマは「食用児全員で人間の世界に行く」ことを約束しました。

もちろん「食用児全員」というのはノーマンも含めた「みんな」です。

 

しかしノーマンは人間の世界には行かずにあのお方となるという道を辿り、「 “みんな” の中にノーマンがいない」という結末になるのではないでしょうか。

 

1話の「鬼ごっこ」での伏線

1話での鬼ごっこで、ノーマンとエマが一騎討ちになる場面があります。

約束のネバーランド、原作 白井カイウ、作画 出水ぽすか、1巻 p.29

 

これが「エマとあのお方(=未来のノーマン)との1対1の約束」を示唆するものだったとしたら、怖くないですか?

 

そして、その後ドンが

「次ノーマン以外全員鬼」

と言います。

約束のネバーランド、原作 白井カイウ、作画 出水ぽすか、1巻 p.33

 

つまり、「ノーマン以外の食用児たちがノーマンを捕まえようとする」わけです。

 

これって「ノーマン以外の食用児たちがあのお方(=未来のノーマン)にたどり着こうとする」のと似ていませんか?

実はノーマンって一度もあのお方に会って約束を結ぼうとしたことがないんですよね。

 

エマの “ごほうび”

これは完全に予想というか妄想のようなものですが、もしあのお方が未来のノーマンであるならば、

エマの約束に対する “ごほうび” は

 

「きみの笑顔が見たい」

 

なのかもしれませんね。

約束のネバーランド、原作 白井カイウ、作画 出水ぽすか、1巻 p.126

 

まとめ

あのお方の正体、昼と夜の秘密、そして約束のネバーランドの結末についてまでも考察していきました。

 

なかなか面白い考察だと個人的には思うのですが、いかがでしたでしょうか。

 

 

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コメント

  1. スゴい考察ですね。
    これからも頑張ってください!

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