約束のネバーランドの話には、モデルとなった可能性のある物語や映画がいくつか挙げられます。
この記事では、そのような物語や映画を6つ挙げました。
ピーターパン
これに関しては可能性というよりも、間違いなくモデルになっていると言えるでしょう。
「約束のネバーランド」というタイトルにも含まれる「ネバーランド」とは、ピーターパンの物語に出てくる言葉です。
大人たちのいない子供だけの世界であり、年を取らない世界です。
約束のネバーランドの作中でも、ノーマンが「ネバーランド(大人になれない世界)」と言っているように、ピーターパンのネバーランドと同じような意味合いで使っていることがわかります。
不思議の国のアリス
こちらも相当可能性の高い物語になります。
これに関しては、根拠もかなり多いので別の記事にまとめてあります。
登場するキャラクターや前後作のタイトル、作者名など、「不思議の国のアリス」と「約束のネバーランド」には多くの共通点があります。
アイランド
こちらに関しては、YouTuberのクロさんが動画にしています。
「アイランド」のストーリーを軽く説明します。(ネタバレを含みます。)
大気汚染された未来の地球では、コロニーと呼ばれる場所で人間が暮らしていました。
そこに住む人間の夢は、地球上で唯一汚染されていない場所「アイランド」に行くこと。
コロニーでは毎日の抽選に当選した人だけがアイランドに行くことができます。
しかし、実際には当選した人は臓器提供のために殺されたり、代理出産させられたりしていたのです。
実は大気汚染というのは全くの嘘で、コロニーの住人は外にいるオリジナルの人間に臓器を提供するためのクローンだった、という結末でした。
ストーリーが非常に約束のネバーランドと似ていますよね。
もし結末も似たようなものなら、食用児はクローンであり、人間の世界にはオリジナルの人間がいるのではないでしょうか。
メイズ・ランナー
こちらも約束のネバーランドに状況が似た映画です。
「メイズ・ランナー」のストーリーを軽く紹介します。(ネタバレを含みます。)
ある高い壁に囲まれた場所に、主人公は記憶を消されて連れられます。
ここでは同じように連れられた人々が壁の中で暮らしており、月に一度新たな少年が連れてこられるとのこと。
壁の外にある迷路を捜索する人も現れますが、日の入りまでに戻ってこられないと死んでしまいます。
ボロボロになりながら壁の迷路を抜けると、その外がウイルスによって荒廃した世界であることを知らされます。
壁の中の人々はウイルスの抗体を持つ人々であり、外の人々は彼らを実験体にしていたのでした。
こちらも農園の状況と同じような感じがしますよね。
また、「ウイルスの抗体を持つ」という部分は、副作用の起きないアダムとも繋がる部分があると思います。
わたしを離さないで
こちらについても非常に約束のネバーランドと状況が似ています。
「わたしを離さないで」のストーリーを軽く紹介します。(ネタバレを含みます。)
主人公の小学生3人は、全寮制の学校で仲良く過ごしていました。
しかしその寮や学校では、妙に食事や生活が管理されています。
また、学校の周囲にある境界線は越えることが許されていません。
そしてある日、先生からこの学校の生徒はクローンであり、臓器提供のために生きていると告げられるのです。
また、生徒は毎日絵を描いたり物を作ったりした「アート」を提出するのですが、これは魂のレベルを測るため、とされていました。
約束のネバーランドの農園での生活、特に食事管理や毎日のテスト、農園の外に出てはいけないという制限に関連するものがありますよね。
エコール
こちらも同じく、約束のネバーランドの農園の状況によく似ています。
「エコール」のストーリーを軽く紹介します。(ネタバレを含みます。)
主人公の少女は、森の中にある5つの寮のうちの1つに連れられます。
その寮の中では服装が決まっており、全身白い服に年長者と年少者で色分けされたリボンを結ぶ、というものでした。
森の外には出てはいけないと言われており、出てしまうと一生この場所に仕えなければなりません。
年長者が毎晩森の奥に消えていくことを知りますが、実は年長者は毎晩バレエの舞台を行っており、その見せ物の代金で寮が成り立っているという仕組みでした。
そして第二次性徴を迎えた少女は、外の世界に連れ出されるのです。(この先は描かれていませんが、人身売買などの考察がされています。)
こちらもかなり約束のネバーランドと一致する点がありますよね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
約束のネバーランドに似た設定の物語は案外多く、これらの物語をモデルに考えられている可能性も十分に考えられますよね。
また、これらの物語が約束のネバーランドの結末のヒントになっているかもしれません。
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