約ネバの重要人物であるムジカとソンジュですが、彼らのモデルとなった人物を考察します。
ムジカ=メデューサ
ムジカのモデルは「メデューサ」だと思います。
メデューサ – Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%83%89%E3%82%A5%E3%83%BC%E3%82%B5
メデューサとはギリシャ神話に登場する蛇の怪物です。
メデューサは「頭髪が蛇」という特徴があり、ムジカも蛇を連想させるような頭髪をしています。
また、メデューサの血には、右側の血管から流れた血は「人を蘇生させる力」、左は「人を殺す力」があったとされ、「人を蘇生させる力」の血は薬としても使用されたそうです。
ムジカはエマたちに薬を渡していましたよね。
それによってエマはレウウィス戦での大怪我から一命を取り留めました。
逆にクリスはずっと回復しておらず、「人を殺す力」の方が作用してしまった可能性が考えられます。
「メデューサの血」=「ムジカの邪血」なので、薬には邪血が含まれているということになります。
邪血を持つ(と考察できる)エマには効いたが、一般人のクリスには効かなかった、という可能性はありますね。
エマの邪血説についてはこちら。
また、「メデューサ」という名前には「女王」という意味があります。
ムジカは王家の血を引いており、女王レグラヴァリマの後継となる人物なのではないでしょうか。
メデューサは神話上では三姉妹の1人であり、2人の姉妹がいます。
仮にムジカとレグラヴァリマが姉妹であり、もう1人誰かしらの姉妹がいるとすると、
ソンジュとレウウィスを加えて王家の五姉弟が揃うことになります。
また、「邪血」の由来についてもメデューサがモデルになっているとすると推測することができます。
メデューサは蛇の怪物なので、蛇の血と書いて「蛇血(じゃけつ)」というところから由来している可能性が大いにあります。
また、メデューサの目は見た者を石に変える能力を持つ「邪眼」と呼ばれており、同様に飲んだ者を特殊な鬼に変える力を持つ血を「邪血」としたのかもしれません。
ムジカのモデルが蛇であるという説については、こちらの記事にまとめてありますので、まだ読んでいない方は是非読んでみてください。
ソンジュ=ポセイドン
次にソンジュのモデルについてですが、ソンジュはギリシャ神話に出てくる「ポセイドン」だと思います。
ポセイドーン – Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9D%E3%82%BB%E3%82%A4%E3%83%89%E3%83%BC%E3%83%B3
ポセイドンはメデューサの愛人であり、実際にムジカとソンジュに愛人の設定や恋心は無いと思いますが、一緒に旅をしていることから近いものを感じます。
また、ソンジュは鬼の中でも圧倒的な強さを持っていますよね。
ギリシャ神話の中でポセイドンは、最高神ゼウスに次ぐ圧倒的な強さを誇る神として知られています。
王の頂点である「あのお方」に次ぐ強さを持っているのがソンジュなのではないでしょうか。
ソンジュとポセイドンは外見の共通点もあります。
ソンジュは武器として矛を常に持っていますが、ポセイドンも矛を持っていることが特徴的な神です。
さらにポセイドンは「競馬の守護神」と言われるほどに馬との関わりが深く、自身も黄金のたてがみと真鍮の蹄を持った馬に乗っていたとされています。
ソンジュも馬に乗っており、「真鍮の蹄」かは漫画では判断できませんが「黄金のたてがみ」を持っていることはわかります。
まだ描写されていない情報
ソンジュ vs ラートリー家
ポセイドンは昔、知恵の神ミネルヴァと戦ったとされています。
約ネバでミネルヴァといえばもちろんウィリアム・ミネルヴァですよね。
ソンジュは昔、ラートリー家と戦っていたのではないでしょうか。
また、ポセイドンはミネルヴァの領地でメデューサと関係を持ったために、ミネルヴァによってメデューサは醜い蛇の怪物の姿に変えられてしまいます。
これはラートリー家がムジカを生み出した、ということなのかもしれません。
人間界へのエレベーターの所有者はソンジュ!?
ポセイドンは水の神であり、泉や湖を司るとされています。
シェルターの地下にあった金の泉には人間界へのエレベーターがありましたね。
ソンジュがポセイドンをモデルとしているならば、この金の泉を司っている=人間界へのエレベーターを管理しているという可能性があります。
まとめ
ムジカはメデューサに、ソンジュはポセイドンにそれぞれ共通点が多く、モデルになったのではないか、ということが推測されます。
メデューサとポセイドンの他の特徴や逸話についても、今後関連する描写や情報解禁があるのか、非常に楽しみです。
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