ムジカは蛇がモデルになっているという説があります。
約束のネバーランド考察YouTuberのクロさんが以前挙げていました。
今回はこの動画で触れられていることに加え、ムジカが蛇をモデルに作られている新たな根拠も複数考察していきます。
クロさんの動画はこちら
蛇の髪の毛
以前、ムジカのモデルはメデューサであるという記事を挙げました。
メデューサは蛇の怪物であり、広い意味で「蛇がモチーフにされている」と言えるのではないでしょうか。
丸呑みの描写
6巻のp.112には、ムジカがローストチキンを丸呑みしている描写があります。
蛇は顎を外して獲物を丸呑みすることができる、という特徴があるため、このオマケの描写にはそのことが表現されているのではないか、と思います。
また、蛇の中には鳥類を主食とする種もあり、食べているものが「ローストチキン」であることにも納得がいきます。
生命力の象徴
蛇は脱皮を繰り返すことから、生命力の象徴とされています。
またギリシャ神話では、杖に1匹の蛇が巻きついたモチーフを「アスクレピオスの杖」と呼び、医療の象徴になっています。
世界保健機関のマークになっていたり、世界各国の救急車の車体に描かれることも多くあります。
ムジカの血は「邪血」であり(これが「蛇血」からきているという説もある)、人間を食べなくても知性や形質が保たれるというまさに生命力の象徴になりうる特徴を持っています。
さらに、ムジカの血を鬼に飲ませるとその鬼も知性や形質が保たれるようになる、という点では「医療」とも捉えることができます。
また、蛇は餌を長い間食べなくても生きていられるという特徴もあります。
ムジカは人間を食べなくても生きていけるという点で、蛇の特徴に似ています。
薬学の象徴
蛇は「生命力」「医療」のほかに、「薬学」の象徴でもあるとされています。
杯に1匹の蛇の巻きついたモチーフは「ヒュギエイアの杯」と呼ばれ、薬学の象徴として知られています。
また、蛇の抜け殻(脱皮した後の皮)は漢方医学において薬としても扱われます。
約束のネバーランドでも「ムジカの薬」がでてきますよね。
おそらくこの「ムジカの薬」によって、エマは奇跡的に一命を取り留めることができました。
また、155話ではノーマンの毒によって凶暴化していた中央広場の鬼に、ムジカの血を摂取させることで元の状態に治す、という場面があります。
まさしくムジカの血が「薬」の役割を果たしていると言えます。
神の使い
日本の神話では、蛇は「神の使い」として描かれることが多々あります。
ムジカは七つの壁に導くペンダントを持っていたこともあり、「神(あのお方)の元へ導く存在」であるとも考えられます。
創世記にも登場
以前、約束のネバーランドの話は「創世記」がモデルになっている、という考察をしました。
創世記にも蛇は登場し、エマのモデルとなったとされるイヴ(エバ)とも接触しています。
また、48話の扉絵ではエマとムジカがリンゴの上に乗っている絵が描かれていますが、これは創世記の「蛇がイヴに禁断の果実であるリンゴを食べさせた」という話が元になっているのではないか、と考えられます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ムジカと蛇に関しては、何かしらの関わりがあると見て間違いないのではないか、と考えています。
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