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約ネバの世界は全てが夢の世界!?

考察
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突拍子もないような考察なのですが、約ネバでこれまで描かれてきた世界の全てが「夢」なのではないかという考察です。

 

「何を馬鹿げたことを」と思った方も、騙されたと思って一度最後まで読んでみてください。

 

胡蝶の夢

約ネバの作中には蝶の描写が多いのですが、これは「胡蝶の夢」という話を表しているのではないかと思います。

「胡蝶の夢」は「現実と思っている世界が実は夢の世界だった」というような話で、実はこれまでの話が全て夢の世界の話だということを示唆しているのではないか、という可能性があります。

「胡蝶の夢」に関してはこちらの記事にまとめました。

 

そんな「夢オチ」なんて結論ある?

と思う方も多いでしょう。

 

もちろん、そんな簡単に夢オチで終わるような漫画ではないと思っています。

もっと深い「夢オチ」を考察していきます。

 

水槽の脳

約束のネバーランドの中で、重要な単語のひとつが「脳」ですよね。

農園は「脳」を育てるための環境ですし、鬼が最も求めているものは人間の「脳」です。

 

この「脳」にまつわる話として、「水槽の脳」という思考実験があります。

思考実験とは化学や物理の実験のように実際に行う実験ではなく、頭の中の想像だけで行う実験のことです。

 

「水槽の脳」とは、「今現在過ごしている世界はすべて、水槽に電極を繋がれて浮かべられているひとつの脳がしている想像に過ぎない」という話。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%B4%E6%A7%BD%E3%81%AE%E8%84%B3

 

約束のネバーランドの世界が、この「水槽の脳」状態なのではないかという大胆な考察。

つまり、すべてはある人の脳内で想像されている世界だということです。

  

コニー死亡時に「水槽の脳」を示唆する描写

GFハウスで描かれた最初の犠牲者はコニーでしたが、そのコニーが死亡した際の描写が、水槽の脳を示唆するようなものになっています。

 

その描写がこちら。

約束のネバーランド、原作 白井カイウ、作画 出水ぽすか、1巻 p.42

1巻で一番衝撃的なコマといっても良いのではないでしょうか。

この描写ですが、頭が水溜まりに浸かっているような状態で描写されています。

 

よくよく考えると、この水は何なのでしょうか。

わざわざ水を描く必要は無いのではないでしょうか。

一瞬血かとも思ったのですが、血はヴィダが吸血してくれているはずですし、大切な商品を血に浸らせておくことは無いかと思います。

さらに、液体部分を見ると透き通った感じがしますよね。(コニーの髪の毛が水中部分もくっきり見えています)

というわけで、どう考えても血ではなさそうです。

 

トラックの荷台にこれだけ水があるのは不自然ではないでしょうか。 

「水槽の脳」を示唆させるように「水溜まりに頭を浸からせる」描写にしたのだとしたら、怖いですよね。

 

さらにその後のコニーが鬼に回収されるときの描写。

約束のネバーランド、原作 白井カイウ、作画 出水ぽすか、1巻 p.47

まさに「水槽の脳」という感じです。

 

最初の犠牲者の場面、最も衝撃が強い場面でこのような示唆をするのは可能性として十分あるのではないかと思います。

 

七つの壁の迷路世界

16巻の七つの壁の迷路で彷徨っている時、

  • 「もう脳(アタマ)がおかしくなりそうだ」
  • 「鍵は脳(アタマ)なんだよ」
  • 「要は脳みそ次第だったの」
  • 「全て脳(いしき)次第」

と、「脳」という言葉が多数出てきます。

このことからも「水槽の脳」を連想させます。

 

また、レイは16巻 p.66で、「この世界(この時点では七つの壁の迷路世界を指している)が全部潜在意識の投影」なのだと気づいています。

約束のネバーランド、原作 白井カイウ、作画 出水ぽすか、16巻 p.66

 

さらに決定的な描写として、七つの壁にたどり着いた時にレイがブツブツと分析するシーンがありますよね。

約束のネバーランド、原作 白井カイウ、作画 出水ぽすか、16巻 p.75

ここの部分は読み飛ばしがちですが、よく読んでみると

  • 潜在意識が物事を作り上げているという理論を本で読んだ
  • 自分が認識している世界・空間は脳によって作られているとも考えられる
  • エマの話(この世界に意識が介入しているという話)は物理学的に不可能ではない

と分析しています。

 

この3つを簡単にまとめると

「脳や意識によって世界が作られている可能性がある」

ということ。

実ははっきりとヤバいことを言っていたのです。

まさに「水槽の脳」の世界です。

 

また、時間や物理法則を無視した世界は現実世界ではあり得ないですが、想像の世界、夢の世界なら可能です。

空を飛ぶ夢、過去に戻る夢など夢の世界なら何だって可能ですよね。

 

ただし、普通は「夢」というのは自分の意識が介入できないものです。

例えば空を飛ぶ夢を見ていたとして、「あそこに行こう」と意識的に操作するのは基本的に不可能で、目が覚めてから「空を飛んであそこに行った夢を見た」と思い返すだけです。

 

しかし、「明晰夢」という「夢の中で今が夢の世界であると気づき、自由に意識を介入させられる夢」が見られる人もいます。

つまり普段は「普通の夢」の状態で、七つの壁の扉をくぐった時に「明晰夢」の状態になるのではないでしょうか。

 

「あのお方」の正体

レイはブツブツと分析した後、エマに向かって

「なぁ エマ、ひょっとすると『あのお方』は ー 」

と何かを言いかけています。

約束のネバーランド、原作 白井カイウ、作画 出水ぽすか、16巻 p.75

 

あの分析の後に何かを言うということは、あの分析によって「あのお方」の正体に関するある可能性に気づいたということ。

「脳や意識によって世界が作られている」とした場合、考えられる「あのお方」の正体とは何か。

 

それは、「この世界を作っている意識」もしくは「この世界の外側の存在」だと思います。

 

この世界を作っている意識

この世界が「脳や意識によって作られた世界」だったとしましょう。

この場合、その「脳や意識」の持ち主がいるはずです。

では、その「脳や意識」は誰のものなのでしょうか。

「水槽の脳」の話でいうと、その水槽に浮かべられている脳は誰のものなのでしょうか。

 

僕はこれが「あのお方」なのではないかと思います。

「あのお方」が脳で想像した世界が(七つの壁に限らず)この約ネバ世界であり、だからこそ「あのお方」の意識次第で世界を分けることも姿を変えることも可能なのです。

 

この世界の外側の存在

もうひとつ考えられるのは、「あのお方」はこの世界には存在せず、外部からこの世界に干渉してきているのではないか、という考察です。

「水槽の脳」でいうと、水槽と脳を管理している科学者のような立場です。

 

意識というのは結局のところ全て電気信号なので、外部から脳を電極で刺激すれば脳が想像していることに干渉することは可能です。

この場合も世界を分けると言った現実では物理的に不可能なことでも可能となります。

レイも分析で言っていた「高次元世界」とはまさに「脳内の想像世界」という次元よりも上の次元、つまりその脳を外から見ることができる世界を指すのだと思われます。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

最初は突飛な話だと思われたかもしれませんが、最後まで読んでみるとあり得なくはない内容ではないでしょうか。

僕自身もこの記事を書いていて、どんどん可能性を感じてきてしまいました。

 

果たして約ネバの世界は本当に実在するのでしょうか。

コメント

  1. すごい考察!!感動しました!

    アニメエンディングの歌詞に
    「確かに僕らは意志を持って生きてる」
    とありますが、この説だったら、
    「確かに僕らは意志を持って生きてる」(のに、想像の世界なのか)と繋がりそうですね!

    • ありがとうございます!
      確かに、アニメEDの歌詞とも繋がる部分がありそうですね!

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