Twitterにて更新情報を発信しています。是非フォローをお願いします!

Twitterを見る@prom_neverland

エマが結んだ「新たな約束」の代償 “ごほうび” とは?

考察
スポンサーリンク

エマが鬼のボス(=あのお方)と新たな約束を結びました。

その約束の内容は、

「食用児全員で人間の世界に行き、それを最後に二世界間の行き来を完全に不可能にしてほしい」

でした。

約束のネバーランド、原作 白井カイウ / 作画 出水ぽすか、16巻 p.181

 

ついにあのお方と新たな約束を結ぶことができましたね。

 

しかし、あのお方は約束をする代わりに “ごほうび” を求めました。

その内容はエマには告げられたのですが、未だ明らかにはなっていません。

今回はその内容を考察していきます。

1000年前の約束

まず、1000年前に結ばれた約束について振り返ります。

 

鬼と人間が争っていた時代、両者の代表はあのお方のところへ行き、

「世界を2つに分けて欲しい」

と頼みました。

 

あのお方は了承しましたが、その “ごほうび” として、

鬼側のイヴェルクには「その年に実った一番質の良い肉を献上すること」

人間側のユリウスには「ラートリー家が両世界の調停役を今後担うこと」

を求めました。

 

あのお方は “ごほうび” を求めますが、もとのお願いであった「世界を2つに分けて欲しい」という内容は完璧に叶えられることが分かります。

 

しかし、エマに言ったように “ごほうび” はその人の本来の欲望などの大切なものをもらうようです。

 

実際、イヴェルクは農園で質の良い肉を食べたいという真の欲望があったため「その年の最高の肉を献上しなければならない」という制約を

ユリウスは鬼と関わりたくないという真の欲望があったため「末代まで鬼と関わる仕事をしなければならない」という制約を課せられたのです。

 

つまり、あのお方は

確実に願いは叶えるが、その奥に秘められた本当の欲望を阻害する

という方法をとることが分かります。

エマの「本当の欲望」とは

まず、エマの願い

「食用児全員で人間の世界に行き、それを最後に二世界間の行き来を完全に不可能にしてほしい」

は確実に叶えられます。

 

その上で、エマの本当の欲望を阻害する制約が課せられるわけですが・・・

エマの本当の欲望とは何なのでしょうか。

 

おそらく、

人間と鬼がともに生きていける世界にしたい

ということなのではないかと思います。

 

エマがノーマンの作戦に反対した理由、それが「鬼も生かしてあげたい」です。

そのために2つの世界を完全に分離することを目指していました。

エマの約束の見返り “ごほうび” の条件

これまでの考察より、エマの約束の見返りである “ごほうび” の条件は、

  • 「食用児全員で人間の世界に行き、それを最後に二世界間の行き来を完全に不可能にする」という約束を破らないもの
  • 「人間と鬼がともに戦わずに生きていける世界にしたい」という欲望を阻害するもの

ということになります。

 

そして、約束を結んだエマはレイや他の人に “ごほうび” の内容を隠しながらも、作戦自体は続行していることから

  • 作戦の決行を覆すような元も子もない制約ではない
  • エマ自身だけに制約が与えられた

と考えて良いでしょう。

 

「エマ自身だけに制約が与えられた」というのは、例えば「きみの大切な友達をちょうだい」のようなエマ以外に危害が加わる制約だったら、エマなら反対するだろうという考察です。

 

さらに、1000年前の約束も破ることはできないため、

  • その年に実った一番質の良い肉を献上すること
  • ラートリー家が両世界の調停役を今後担うこと

は続けなければなりません。

ラートリー家が調停役を続けるのは良いとして、「引き続き毎年人肉を提供する必要がある」という条件がついてしまいます。

「きみの・・・」の後に続く “ごほうび”

“ごほうび” は「きみの・・・」という言い出しで提示されています。

約束のネバーランド、原作 白井カイウ / 作画 出水ぽすか、16巻 p.185

 

「きみの・・・」に続くものとしてパッと思いつくのは

  • きみの体(肉)が欲しい
  • きみの頭脳や知識が欲しい
  • きみの友達や家族が欲しい

あたりかと思います。

 

しかし、エマ自身やエマの友達を与えてしまっては

「食用児全員で人間の世界に行く」というエマの願いに反してしまうため、ありえないかとおもいます。

 

また、これらのどれも「人間と鬼がともに戦わずに生きていける世界にしたい」という欲望を阻害するものではありません。

考えられる “ごほうび” とは

上記のすべての条件をもとに考えられる “ごほうび” とはいったい何なのでしょうか。

 

それは

「きみの遺伝子情報がほしい」

だと考えます。

 

エマの遺伝子情報からエマのクローンを大量生産し、鬼たちに食べさせるのです。

これで「人間と鬼がともに戦わずに生きていける世界にしたい」という本当の欲望は阻害されます。

また、「(現状の)全ての食用児が人間の世界に行き、2つの世界を分断する」ことも守られます。

さらに、「あのお方に毎年最高の人肉を献上しなければならない」という過去の約束も守られます。

結論

今回は「君の遺伝子情報がほしい」という結論に至りました。

 

しかし、他になにかありそうな気もします。

ムジカの血だったり、エマの正体だったりが関係してくるような気もします。

【19/10/01 追記】
ここら辺の違和感が解消された、新たな考察記事を挙げました。ぜひご覧ください。

今後 “ごほうび” が明かされる時が楽しみですね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました