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ムジカとソンジュの正体について考察 – ソンジュは「約束」していた!?

考察
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約束のネバーランドの中で、キーパーソンになりそうなムジカとソンジュですが、これまで詳しいことがあまり語られていません。

間違いなく今後も何かしらストーリーに関わってくる存在だと思うので、ここまでの情報を整理した上で2人の正体について考察してみます。

ムジカについて

ムジカの特徴といえば、最も重要なものはやはり「邪血」です。

邪血の特徴としては、

  • 邪血の鬼は人間を食べなくても人間の形質や知性を保てる
  • その血を飲んだ鬼も同様の体質を手に入れられる

というものがあります。

 

ムジカ自身の特徴としては、ノーマンの話によると

  • 生まれて一度も人間を食べたことがない
  • 生年不明、出身不明
  • 初めて存在が確認されたのは700年前(約束より後、農園システム確立より前)
  • 王家に捕らえられ食べられたと記録上はなっていたが、逃げのびていた(現在も逃げている)

だそうです。

 

ソンジュについて

ソンジュの特徴については、以下のようなものが挙げられます。

  • ムジカと同じ「邪血」を持っている
  • ただし昔は人間を食べていて、今も食べたいと思っている
  • 「原初信仰」によって食用児は食べない

 

ムジカとソンジュについての疑問点

 現時点でのムジカとソンジュに対する疑問点は、

  • なぜムジカは七つの壁を知っていたり竜の目のペンダントを持っていたりしたのか
  • ムジカはいつ、誰から、どうやって生まれたのか
  • ソンジュはなぜムジカとずっと旅をしているのか
  • ソンジュはなぜ「原初信仰」をしているのか

あたりかと思います。

 

「あのお方」との関わり

ムジカは「七つの壁」について知っていたり、竜の目のペンダントを持っていたりなど、鬼の頂点に立つ存在である「あのお方」と何かしらの関わりがあるように思えます。

 

可能性としては、

  • 旅の途中で情報を知った、もしくは王家から聞き出した
  • ムジカは「あのお方」に作られた
  • 「あのお方」はムジカと同じ種族(邪血)
  • ムジカは「あのお方」に七つの壁で会ったことがある

あたりが考えられるかな、と思います。

ムジカが生まれた秘密

ムジカは生年不詳、出身不詳となっていますが、いつ、誰から、どのようにして生まれたのでしょうか。

なぜ邪血を持っているのでしょうか。

 

まず、ムジカが生まれた年については正確ではないですが記載されています。

15巻 p.52のノーマンの話では、700年前に初めて存在が確認された、とあります。

また、ムジカは人間を見たことがないと言っているため、世界が分けられた1000年前よりは後、ということにもなります。

つまりムジカの誕生は1000年前〜700年前の間です。

 

ムジカの生まれ方としては、

  • 普通に生まれた(邪血は突然変異)
  • ラムダのような研究施設で生み出された
  • 人間に鬼の要素を加えた
  • 「あのお方」が作った

あたりがパッと思いつきます。

普通に生まれた説

突然邪血の少女が生まれた、という説も実は十分に考えられます。

約束のネバーランド、原作 白井カイウ / 作画 出水ぽすか、14巻 p.93

ノーマンの話では、鬼は突然変異と遺伝子の水平伝播によって進化してきた、とのこと。

つまり、突然変異で邪血が現れても何の不思議もありません。

 

研究施設で生み出された説

この説に関しては、可能性はほぼゼロだと思います。

というのも、ムジカが確実に存在していた700年前にはまだ農園システムは存在していなかったため、研究施設のようなものも存在していなかった可能性が高いはずです。

 

人間に鬼の要素を加えた説

ムジカは他の鬼と比べて人間らしさがありますよね。

もともとは人間として存在していて、何らかの理由で鬼の要素が加えられたのではないか、という説です。

これに関してはもしそうなら非常に面白い展開ですが、まだ現状では想像するしかないですね。

 

「あのお方」によって作られた説

鬼の頂点の存在である「あのお方」によってムジカ(邪血)が作られた、という説。

「あのお方」であれば邪血のような性質を作り出すことは簡単にできるでしょうから、実現可能性は高いと考えられます。

また、出身不明という点もこの説なら納得がいきます。(「あのお方」が作ったことはおそらく誰にも認知されていないため)

 

しかし、何のために「あのお方」が邪血を作ったのか、という疑問が残ります。

ソンジュは「あのお方」と過去に約束していた説

ソンジュについてなのですが、実はソンジュは「あのお方」と過去に約束を結んだことがあるのではないでしょうか。

 

もしそうだとして、ムジカの存在がその約束の副産物であるならば、

  • ムジカが「あのお方」について詳しいこと
  • ムジカが出生不明なこと
  • ムジカとソンジュが一緒に旅をしていること

に関して納得がいきます。

 

また、ソンジュが原初信仰を強く守り続けている点も、それが「あのお方」の “ごほうび” なら納得がいきます。

 

つまり、ソンジュは何らかの約束をしてムジカという存在を手に入れた。

代わりに “ごほうび” として、「原初信仰」を強制させられた。

という説です。

  

“ごほうび” の方から見ていくと、ソンジュは原初信仰に背くことを「神への反逆」と言っています。

約束のネバーランド、原作 白井カイウ / 作画 出水ぽすか、6巻 p.168

これは「あのお方」の “ごほうび” を破れないことを意味しているのではないでしょうか。

 

また、いくら信仰心が深いからと言って、フルスコアの食用児を目の前にしても全く食べたいと思わないというのは、何か深い理由があるのではないかと考えてしまいます。

 

そして「約束」が何だったかというと、これはそのまま

「人を食べなくても形質や知性が劣らなくしてほしい」

というものだと考えます。

 

農園システムが確立される前には、おそらく人間の数は今以上に限られていたことでしょう。

人間を効率的に捕まえて食べるためには、探したり情報を得たりと「知性」が必要になってきます。

つまり、「知性」を保つことが人間を効率的に食べられることにつながるのです。

 

そこでソンジュは「邪血」の性質を約束によって手に入れたいと思ったわけですが、「あのお方」はその真意を知り、 “ごほうび” として「食用児を食べてはいけない」という条件を与えたのです。

 

もう少し拡大解釈して “ごほうび” が「食用児の味方になること」だったとすると、ソンジュがエマたちを助けた理由もわかります。

約束のネバーランド、原作 白井カイウ / 作画 出水ぽすか、6巻 p.167

この場面、 “約束” がソンジュの “ごほうび” を表している可能性も…

 

まとめ

今回はムジカとソンジュについて考察を進めてみました。

この2人はまだ謎が多く、しかも確実にキーパーソンになる存在だと思います。

今後の展開が楽しみです。

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