「秘密の猟場」として描かれているゴールディ・ポンドですが、ゴールディ・ポンドにはある意味が込められているのだと思います。
「ゴールディ・ポンド」=「黄泉の国」
「黄泉(よみ)の国」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
日本神話では、人は死ぬと「黄泉の国」に行くとされています。
つまり、黄泉の国とは死者の世界なのです。
「ゴールディ」は「金色の」という意味ですが、「金色」は「黄金」とも言いますよね。
また、「ポンド」は「池」と訳されることも多いですが、「泉」とも訳すことができます。
つまり、「ゴールディ・ポンド」とはまさに「黄泉」なのです。
黄泉の特徴
「黄泉」は漢語で「地下の泉」という意味があります。
ゴールディ・ポンドも地下に存在していますよね。
また、「出雲国風土記」という文書には「黄泉の穴」という洞窟の記載があります。
ゴールディ・ポンドにも泉につながる「穴」がありましたね。
さらに「出雲国風土記」には、
「黄泉の穴には入れない。奥がどうなっているかも知らない。もしこの穴を通れば、必ず死ぬ。」
と書かれています。
これはエマがゴールディ・ポンドに来るまでのルーカスを表した描写ではないでしょうか。
ミネルヴァさんのペンを持っていないため、抜け穴の奥がどうなっているのかを知ることができなかったと。
そして最後の「穴を通ると死ぬ」という記述が怖いですよね。
エマとルーカスは実際に抜け穴を通って泉にまで行ってしまっています。
そしてその後、ルーカスは本当に死んでしまいました。
ということは、一緒に抜け穴を通ったエマも…?
加えてもうひとつ怖い共通点が。
この「黄泉の穴」がある辺りは、「脳の磯」と呼ばれていたそうです。
まとめ
今回はゴールディ・ポンドについて考察してみました。
「黄泉の国」をモチーフにしているのではないでしょうか。
「抜け穴を通ると死ぬ」という言い伝えだけが心配です。
地下世界に関しての考察はこちらで詳しくしているので、是非ご覧ください。
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