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「 “ごほうび” はエマの記憶」説について検証

考察
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エマがあのお方と約束した “ごほうび” の内容は未だに明かされていません。

そのため、多くの方が “ごほうび” の内容について考察をしています。

 

その中で有力な説として挙がっているのが、「エマの記憶」説。

 

今回はこの「エマの記憶」説について、改めて考えてみます。

 

“ごほうび” の条件に概ね合致

“ごほうび” にはいくつか満たされるべき条件があります。

詳しくは過去のこちらの記事をご覧ください。

 

簡単にまとめると、

  • エマの「食用児全員で人間の世界に行き、それを最後に二世界間の行き来を完全に不可能にしてほしい」という願いは叶えられること
  • これまでの約束を破ったり上書きしたりしないこと
  • エマの本当の欲望を阻害すること

を満たす必要があります。

 

“ごほうび” がエマの記憶だった場合、これらの条件に合致するかということなのですが、

結論から言うと概ね合致すると思います。

 

エマの願いが叶えられること

こちらに関しては、エマの記憶が奪われたとしてもエマの願いに影響はありません。

この条件は確実にクリアできています。

 

これまでの約束と矛盾しないこと

こちらに関して、以前までは「その年に実った最上の人肉を献上する」というイヴェルクの約束を守り続けるためにはどうするべきか、という問題がありました。

 

しかし、イヴェルクが死んだ今、この約束は無効化されたと考えれば問題は起こりません。

 

ラートリー家も最終的には調停役として機能しなくなる可能性が高いため、こちらの約束も無効になったも同然。

 

こちらの条件に関しても、あまり気にしなくて良いのではないでしょうか。

 

エマの欲望を阻害すること

では、エマが記憶を奪われたとして、エマのどのような欲望が阻害されるのでしょうか。

 

エマは「食用児全員で人間界に行き、みんなで楽しく暮らしたい」と思っているはずです。

 

そのエマが食用児の記憶を失ってしまえば、自分からは他人である他の食用児と以前のように関わろうとしないでしょう。

そもそも食用児全員が人間界の同じ場所に着くかは分からないので、バラバラに人間界に散ってしまった場合、記憶のないエマは他の食用児たちを探そうとすることはありません。

「家族たちと別々に生きていく」という意味では、エマの本当の欲望が阻害されているのではないでしょうか。

 

ジャンプらしい展開としては、

  • 記憶をなくしたエマを他の食用児たちが懸命に探し、記憶を呼び起こす
  • エマがふとした瞬間に失った記憶を思い出す
  • 記憶は戻らないが、他の食用児たちに事情を聞いて受け入れ、再び一緒に暮らす

あたりでしょう。

 

『アシュリー=ゲートの行方』

約ネバ作者の白井カイウ先生は、以前『アシュリー=ゲートの行方』という漫画を描いています。

アシュリー=ゲートの行方 - 白井カイウ/Rickey | 少年ジャンプ+
新進気鋭のW奇才がジャンプ+で鮮烈デビュー!! 加速する謎はどこへ向かうのか!?予測不能の衝撃サスペンス読切45P!! ぜひご一読ください!!

 

無料で読めるので是非読んでみてほしいのですが、こちらの漫画では「記憶」がストーリーの肝になっています。

 

約束のネバーランドのストーリーにも「記憶」というキーワードが落とし込まれている可能性は十分に考えられます。

 

“ごほうび” を告げられたエマ

あのお方から “ごほうび” を告げられたエマは、「え」と言っています。

このとき、昼と夜が入れ替わったような表現がされており、夜側のエマが「え」と言っていますよね。

 

これに関しても、何かしらの意図があってこのような表現にしているのではないか、という考察を以前挙げており、こちらも「エマの記憶説」を推す根拠となります。

 

 

気になる点

ひとつ気になる点としては、エマの記憶を奪ったとしてもあのお方にメリットがないという点。

 

1000年前の約束では、「その年の最上肉を献上する」「調停役を任せる」という “ごほうび” を提示しており、どちらもあのお方にとってメリットとなる内容でした。

 

単純に「約束を結ぶ相手の欲望を阻害してやりたい」という思いで “ごほうび” を要求するならばメリットがあろうとなかろうと問題ないのですが、少し疑問が残ります。

 

まとめ

以上、「 “ごほうび” はエマの記憶」説について改めて考えてみました。

 

結論としては可能性は十分にあると考えられますが、気になる点も含めどこか腑に落ちないというか、白井先生ならもっと別の発想をするのではないかという気もしてしまいます。

コメント

  1. 僕的には食用児がエマの記憶を思い出させるのかなと思います。
    だから今までの話はエマの記憶じゃないのかなと思います。
    そしてそこからはじめて話がはじまるんじゃないのかなと思います。

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