エマのモデルともされている閻魔(えんま)。
今回はその閻魔の紹介と、エマとの類似点について考察してみます。
閻魔とは
閻魔とは、仏教やヒンドゥー教などで地獄の主、冥界の主と言われている神です。
死者の生前の罪を裁く存在であり、天国に送るか地獄に落とすかを振り分けています。
「閻魔大王」「閻魔様」ともよく呼ばれます。
「閻魔」の別の意味
「閻魔」という言葉は、元々サンスクリット語の「Yama(ヤマ)」という単語から来ています。
「Yama」という単語は日本語に訳すと「平等」「雙世(=常に苦楽の2つの報いを受ける)」などという意味があり、「人間と鬼との平等」を求めて様々な「苦楽を経験しながら」冒険するというエマの行動に一致するものがあります。
仏教での閻魔
日本仏教では、閻魔は地蔵菩薩と同一視されることもあり、地蔵菩薩の化身だという言い伝えもあります。
この地蔵菩薩は「あのお方」のモデルだという説もあります。
さらには、エマは最後にはあのお方になるのではないかという考察もあるため、「閻魔と地蔵菩薩が同一人物」だという事実は非常に興味深いものです。
ヒンドゥー教でのヤマ
ヒンドゥー教では、ヤマ(閻魔)は人間の祖とされ、ヤマによって最初の人類が生まれたとされています。
エマによって最初の「解放された食用児=本来の人類」が生まれたとも言えるので、少し似ているものを感じます。
ヤマはその後人間で最初の死者となり、天国を作って天国の王なります。
エマも “ごほうび” などによってこの展開が起きてしまうのでしょうか。
まとめ
エマのモデルともされている閻魔について、考察してみました。
「解放された食用児(=人間)で最初の死者」にならないことを祈るばかりです。
コメント
祈ります。