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「あの子達何履いてた?」につながる伏線が存在した

伏線/小ネタ
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4巻33話では、レイが火事を起こしてイザベラが駆けつけ、それに乗じて全員で逃げ出す場面が描かれています。

 

p.165の最後のコマで、イザベラが「あの子達何履いてた?」と言いますね。

突然の火事なのに、外に逃げた子どもたちが全員靴を履いていた、ということに気づくわけです。

 

普通に解釈

最初に読んだとき、単純にこう解釈しました。

「突然の火事で急いで外に逃げる場面にも関わらずみんな靴を履いていたので、事前に計画されていたことだと気付いた」

と。

 

もちろんこの解釈は合っています。

 

しかし、改めて読み返した時に気付いたことが。

「全員靴を履いていることにイザベラが疑問を持った理由」を裏付ける描写が、なんと1巻の1話で伏線として描かれていたのです。

 

1巻1話、5コマ目

なんと、4巻の脱出時につながる伏線が、1巻1話、それも5コマ目(p.9の一番下のコマ)で描かれています。

約束のネバーランド、原作 白井カイウ / 作画 出水ぽすか、1巻 p.9

 

エマが朝起きて小さい子どもたちの支度を手伝っている描写で、フィルとマーニャが

「エマくつはけない〜」

「ひもむすべない〜」

と言っています。

 

もう少し年上の子どもだったり、年少者でも紐靴じゃなければ、たとえ突然の火事でも一瞬冷静になれば靴を履けるはずです。(もちろん全員は難しいかもしれませんが。)

そう考えると、火事の時にみんなが靴を履いていたとしても特別疑問は持たないはず。

 

しかし、「年少者は紐靴を自分で履けない」という描写をしておくことによって、「全員靴を履いている状況をイザベラが疑問に思う」ということ流れを論理的にストーリーに組み込めているのです。

 

まとめ

1話の5コマ目から伏線を仕込み、3巻後に回収するという凄さ。

…さすがですね。

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