ピーター・ラートリーは監視のためにフクロウを使用している場面が多くあります。
なぜフクロウなのか?について紹介していきます。
知恵の象徴
早速監視にはあまり関係ないのですが、まずはこれに触れておきます。
フクロウは神話の中で「森の賢者」とも呼ばれ、知恵の象徴とされています。
ミネルヴァさんやノーマンがフクロウを連れていることからも、「賢者」「知恵」のイメージに合いますよね。
目が良い
監視に使われている最も大きな理由として、「目が良い」ということが挙げられます。
フクロウは網膜の細胞が発達しており、なんと人間の100倍もの感度があります。
さらに網膜細胞の発達により暗い場所でも簡単に視認することができます。
また、フクロウは他の多くの鳥類とは異なり両目が正面についているため、立体視が可能です。
これにより奥行き感覚も優れており、物体との距離も正確に測ることができます。
視界が広い
フクロウのイメージのひとつかもしれませんが、フクロウの首は180度大きく回転します。
これにより、体を動かさなくても後ろを見ることが可能です。
視界が広いというのは監視に適していると言えるでしょう。
耳が良い
フクロウの視覚が優れているという説明をしましたが、同じぐらい、もしかするとそれ以上に聴覚も優れているのです。
人間を含め多くの動物は、耳が左右対称についていますよね。
一方でフクロウは、左右の耳の穴の位置が異なっています。
そのおかげで、より正確に音の方向を立体的に認識することができ、音源の位置を正確に特定するのを助けています。
また、フクロウの顔の形はパラボラ型をしており、周囲の音を集めて耳に届ける役割もしています。
わずかな音でも拾って増幅し、耳に伝えることができるのです。
移動が静か
鳥を監視に使う欠点としては、「羽ばたきがうるさい」というのが挙げられるのではないでしょうか。
せっかく監視のために潜入していたとしても、羽ばたきの音で存在に気付かれてしまっては全く意味がありませんよね。
その点フクロウは隠密性に優れています。
「風切羽」と呼ばれるフクロウの羽の周囲には綿毛が多く生えており、その綿毛が羽ばたきの音を和らげるためにフクロウはほとんど音を立てずに飛行することができます。
まとめ
フクロウは
- 目が良い
- 視界が広い
- 耳が良い
- 移動が静か
という点で、監視に非常に適した動物であると言えるでしょう。
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