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人間世界は地下にある!? 地下世界の存在を考察

考察
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1000年前、あのお方によって人間の世界と鬼の世界は2つに分かれました。

それでは、切り分けられた人間世界はいったいどこにあるのでしょうか。

 

空間軸が切り分けられている

あのお方は時空を操ることができる存在と考えられます。

ということは、あのお方の力によって空間軸が切り分けられている可能性があります。

 

と、多くの人は考えると思うのですが、これはミスリードだと考えています。

 

というのも、空間軸が切り分けられているとすれば、どのように人間の世界に渡るのでしょうか。

空間軸を飛び越えるにはあのお方の力が必要ですが、あのお方に食用児全員で会いに行くというのは少し考えにくいですよね。

 

そして、ゴールディ・ポンドや高級農園の中には実際に人間世界に渡ることのできる道が存在しています。

約束のネバーランド、原作 白井カイウ、作画 出水ぽすか、9巻 p.39

 

これはあのお方の力がなくても自分たちで勝手に人間世界に移動することができることを示しています。

 

これらの理由から、人間の世界と鬼の世界は空間軸が切り分けられているというのはミスリードではないでしょうか。

 

地下世界の存在

それでは、人間の世界はどこにあるのでしょうか。

 

答えは「地下世界」だと考えます。

その根拠を複数示します。

 

エレベーター

ゴールディ・ポンドでは、壊れてはいたものの人間の世界に行くことができるエレベーターが存在していました。

 

この「エレベーター」という存在に注目してみてください。

エレベーターというのは、上下方向に移動するものですよね。

ということは、人間の世界は上下方向の移動によって行くことができる、ということを示しています。

 

そして、ゴールディ・ポンドにあったエレベーターの形をよく見てください。

約束のネバーランド、原作 白井カイウ、作画 出水ぽすか、9巻 p.19

 

上には屋根のようなものがあり、どこにも繋がっていません。

つまり、このエレベーターは下方向に動くことが分かります。

 

ということは「地下世界」に向かうのです。

このエレベーターはもちろん人間世界に行くためのものなので、ここから「人間世界=地下世界」だということが示されます。

 

ジブラルタルトンネル

以前、約束のネバーランドの世界設定がジブラルタルであるという考察記事を挙げました。

 

このジブラルタルですが、現在大規模な海底トンネルが建設されています。

ジブラルタルトンネル - Wikipedia

この海底トンネルが完成すれば、ヨーロッパとアフリカの行き来が簡単にできるようになります。

 

つまり、「地下を通って大陸を移動できる通路を作っている」ということ。

これを「人間世界に行く道」として作者の白井先生は捉えたのではないでしょうか。

 

脱走して最初の冒険は「地下」

エマ達がGFハウスを脱走して、最初に行ったところと言えるのが「地下世界」です。

 

約束のネバーランド、原作 白井カイウ、作画 出水ぽすか、5巻 p.99

 

地面に穴が開いて落ちたところですね。

 

伏線の多い漫画は「序盤に重要な伏線が隠されている」というのが定番ですが、外の世界での最初の冒険として「地下世界」を描くことで、地下世界の存在を伏線として示しているのではないでしょうか。

 

他にも地下の描写が多い

最初に落ちた地下世界の他にも、約束のネバーランドの作中には地下の描写が多くされています。

 

  • ムジカとソンジュに匿われた地下通路
  • B06-32の地下シェルター
  • ゴールディ・ポンド

このあたりが大きな「地下世界」ですね。

 

この3つの地下世界の共通点として、「安全な場所として存在している(していた)」ということが挙げられます。

ゴールディ・ポンドは今でこそ鬼の秘密の猟場となっていましたが、もともとはミネルヴァさんが食用児を助けるために作った楽園でした。

 

つまり、「地下世界=安全な世界」という描写が多くされているということです。

これは人間の世界も地下世界にある、ということを示唆しているのではないでしょうか。

 

人工照明の技術

9巻p.152のおまけページで、ヴァイオレットの出身農園であるGV農園には人工照明があるということが描かれました。

約束のネバーランド、原作 白井カイウ、作画 出水ぽすか、9巻 p.152

 

さらに、15巻のp.97、バーバラの回想シーンでもGR農園の人工照明が描かれています。

約束のネバーランド、原作 白井カイウ、作画 出水ぽすか、15巻 p.97

 

全く重要そうなポイントではないのですが、なぜ2回も描かれているのでしょうか。

 

これは、人工照明の技術が存在しているということを伝えようとしている表現ではないかと考えます。

人間は地下世界に暮らすようになりましたが、人工照明があることで地上と似たように暮らすことができているのではないでしょうか。

もっとも、棲み分け始めた1000年前はそんな技術はなかったと考えられますが。

 

地球だけど切り分けられた世界

人間の世界も鬼の世界も、同じ「地球」に存在していることはほぼ間違いないとして良いでしょう。

約束のネバーランド、原作 白井カイウ、作画 出水ぽすか、6巻 p.98

 

しかし、大陸が分かれている、というような切り分け方であれば船などですぐにたどり着くことができてしまいます。

「行き来できない」ということを考えると、地上の世界と地下深くの世界に分かれた、と考えるのが妥当ではないでしょうか。

これでは地上と地下を繋ぐエレベーターに乗らない限り、もう一方の世界に行くことはできません。

 

まとめ

今回はエマ達が目指している人間の世界が地下にあることを考察しました。

約束のネバーランドではなんとなく「地下の存在」を意識させるような描写が多いと思うんですよね。

これは目的地が地下にある、ということなのではないでしょうか。

コメント

  1. ゴールディ・ポンドのエレベーターがある島は金の水に浮いているので、下に行くこともできないと思います。

    • 確かにそうですね!見落としていました。
      もしかすると「”道”を塞がれてしまった」というのが関係しているのかもしれないですね。

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