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ジャンプ173話 「コード○○○○○」とは

ジャンプ
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さて、約束のネバーランド173話では、最終章にも関わらず新たな単語が登場しました。

 

それが「コードSolid」

ピーター・ラートリーの叔父に「コードSolid」という言葉を伝えろ、というピーター・ラートリーの遺言でした。(まだピーターが死んだかは定かではありませんが)

 

さて、この「コードSolid」とはどういう意味なのでしょうか。

今回はこの意味を考察していきます。

 

英単語「Solid」の意味

「Solid」とは、「固体」という意味の英単語です。

一般的に良く使われるのは「固体」という意味でしょう。

 

しかし、いくつか意味があります。

 

  • 固体
  • 濃い/厚い/硬い
  • 食べごたえがある
  • 中まで同じ物質の/一様の
  • がっしりした/頑丈な
  • 信頼できる
  • 結束した/満場一致の
  • 立体の

 

それぞれ考えられる解釈をしてみます。

 

固体

「固体」と聞いても約束のネバーランドではそれほどピンとくるものは無いかもしれません。

ただ、深く考えてみると可能性は考えられます。

 

食用児が水槽に入らない世界

食用児は出荷されて保管されるときに、水槽に入れられて保管されます。

約束のネバーランド、原作 白井カイウ、作画 出水ぽすか、1巻 p.47

 

この「水に入れて保管する食用児が居なくなる」≒「固体(水に入れられなくなる)」という捉え方をしてみました。

 

水槽の脳とも関係があるかもしれません。

 

二世界間の行き来ができない世界

また、別の捉え方としては昼と夜の水が固体になる、という捉え方も。

 

今回の173話の「鬼は人間の鑑だ」という場面で、背景には昼と夜の描写がありましたよね。

つまり、昼と夜のどちらかが人間世界を、もう一方が鬼世界を表していると考えるのが自然です。

 

昼と夜では、描写のされ方としては夜の世界が水の中、という感じでした。

約束のネバーランド、原作 白井カイウ、作画 出水ぽすか、16巻 p.145

 

水は液体なので、自由に中に入ったり出たりすることができますよね。

しかしその夜の世界の水が凍って固体になったとき、昼側から氷の中に入ることはできませんし、逆に夜側から氷の外に出ることもできません。

 

つまり、人間世界と鬼世界の行き来ができなくなった世界というのを表しているのではないでしょうか。

こちらの方が比較的納得感はあります。

 

濃い/厚い/硬い

この和訳に関しては、あまり考えられる解釈はありませんでした。

 

食べごたえがある

「Solid」には「食べごたえがある」という意味もあるようです。

まさに食用児関連の話につながりそうではあります。

 

食用児全員が人間世界に行った際に関係する「コードSolid」なので、鬼の食料として食用児に代わる新たな食べごたえのある食料を開発/配布するという意味なのではないでしょうか。

 

約束のネバーランドの世界では耳の発信器やミネルヴァのペンを見ても、技術が進歩しているのが分かります。

そのため、食用児に代わる新たな食料品を開発できていても不思議ではありません。

 

実は既に開発されていたものの、調停役という立場のせいで食用児制度を途絶えさせることができなかったのではないでしょうか。

それがラートリー家の滅亡に追いやられ、 “ごほうび” を破ることも仕方なくなった、と考えた可能性も十分に考えられます。

 

中まで同じ物質の/一様の

同種族で一様な世界

この和訳に関しては少し曖昧で様々な捉え方ができそうですが、最も可能性が高そうなのは「二世界がそれぞれ同種族だけになる」ということでしょうか。

 

これまでのように鬼世界に人間がいるということがなくなり、鬼世界は鬼だけ、人間世界には人間だけが存在するようになるということを意味しているのではないでしょうか。

 

地下世界がなくなる

約束のネバーランドは地下の描写が登場することもあり、人間世界は地下にあるのではないか、という考察を以前しました。

 

もしこれが本当なら、地球の表面は鬼世界で、地球の中が空洞になっていて人間世界が存在するということです。

中が空洞なら「Solid」ではありません。

 

そこで、人間世界をあのお方に移動してもらうなどで地球の中身を埋めてしまう、というのがSolid計画なのではないでしょうか。

 

がっしりした/頑丈な

「がっしりした/頑丈な」と聞いて真っ先に思い出すのはアダムの存在でしょう。

 

アダムはレウウィスに吹き飛ばされても無傷という頑丈な体を持っています。

しかも、アダムはラムダ組の副作用を抑える重要なカギになっていますので、今後必ず重要な役回りをします。

約束のネバーランド、原作 白井カイウ、作画 出水ぽすか、18巻 p.43

 

ラートリー家はこのアダムに関して何か計画があり、その計画を実行するのが「コードSolid」なのではないでしょうか。

ラムダ計画を実行しているのはラートリー家なので、アダムに関する情報を持っているのは自然です。

 

信頼できる

この和訳はいかにも週刊少年ジャンプ感がありますよね。

 

「人間と鬼が信頼しあえる世界」「食用児とラートリー家が信頼しあえる世界」といったところでしょうか。

 

信頼した結果、あのお方を頼らず “約束” を結ぶ、という展開は約束のネバーランドの最終回にもふさわしいかもしれません。

 

結束した/満場一致の

こちらも「信頼できる」と近い意味ですね。

“約束” と関連するところもあります。

 

「人間と鬼が結束した世界」「食用児とラートリー家が結束した世界」といったところでしょうか。 

 

立体の

「立体」と聞いて思い出すのは、「七つの壁」ではないでしょうか。

 

内容は想像できないですが、ラートリー家は七つの壁の存在を知っているはずなので、七つの壁関連で何かしらするのではないか、という考察。

 

「Solid」という略語

「Solid」が英単語を表しているのではなく、何かの頭文字を合わせた略語なのではないか、という考察です。

 

ただ、個人的にはこの可能性は低いのではないかと考えています。

というのも、以下の2つの理由があります。

  • 略語の場合「SOLID」のように全て大文字で表記するのが一般的
  • 物語終盤で「Solidとは〇〇〇〇〇〇の略語だ」と説明する展開があまり想像できない
  • それぞれの文字から始まる、約ネバに関わる英単語が思いつかない

 

また、略語である場合現状では考察しづらいので、既存の略語のみ紹介します。

 

SOLID原則

SOLID原則とはプログラミングの用語で、整頓されたで分かりやすいプログラムを書くための設計原則です。

 

これは完全に主観なのですが、作者の白井カイウ先生はこれまでの作品や作風などを見ても情報系(パソコン系)に詳しいイメージがあります。(自分もプログラマーであり、思考や興味が似ていると感じることが多い)

 

だとすると、プログラミング用語であるSOLID原則をモチーフにする可能性も考えられるでしょう。

 

ただこのSOLID原則が約ネバにおいて何を意味しているか、というとイマイチ分かりません。

考えられるとすれば、

正しく設計する=世界の仕組みを整える

といったところでしょうか。

 

「Solid」を逆読み

約束のネバーランドでは、度々逆読みが利用されています。

最も有名なのは「認識番号逆読み」ですね。

 

今回もこれに従って逆読みしてみると、「dilos」となります。

 

デロス島

「dilos」はギリシャのエーゲ海の島「デロス島」を指します。(「delos」という表記もある)

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%87%E3%83%AD%E3%82%B9%E5%B3%B6

 

世界文化遺産に登録され、ギリシャ神話にも関係している島です。

 

ただ、ギリシャ神話に関係している以外は、それほど約束のネバーランドとの関連性はなさそうです。

 

まとめ

173話で出てきた「コードSolid」という言葉について考察しました。

 

やはり素直に和訳するパターンが可能性としては高いかと思います。

もし何か他の可能性に気付いた方がいらっしゃいましたら、是非コメントをお願いいたします。

コメント

  1. 神話多いですね。
    謎です。

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