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人間と鬼との類似点 – 約ネバの最重要テーマ

考察
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約束のネバーランドでは立場としては鬼が悪者ですが、似たような存在として描かれている部分もあります。

 

約束のネバーランドのテーマの一つとして、「人間と鬼との対比/類似」というのがあると思っています。

今回は人間と鬼について、類似して描写されている点をまとめます。

 

生きるために捕食する

約束のネバーランドで最も強調している点のひとつとして、「生きるために捕食するのは仕方がない」ということが挙げられます。

 

鬼は知性や形状を維持するために、人間を食料としています。

約束のネバーランド、原作 白井カイウ、作画 出水ぽすか、14巻 p.97

 

食べられる存在である人間にとっては、自分たちを食べる鬼は絶対悪なわけです。

しかし、人間も生きるために同じことをしています。

約束のネバーランド、原作 白井カイウ、作画 出水ぽすか、6巻 p.130

 

人間からしたら他の植物や動物を食べることは自分たちが生きていくのに必要なこと。

同様に、鬼からしたら人間を食べるのは必要なことなのです。

 

食料への感謝

「生きるために捕食することは仕方がない」と書きましたが、約ネバの優れている点はそれだけで終わらず、「食糧への感謝」も強調していること。

 

人間(日本人)は食糧への感謝として、「いただきます」「ごちそうさまでした」という挨拶をします。

約束のネバーランドでは、度々「いただきます」と言う描写がされていますよね。

約束のネバーランド、原作 白井カイウ、作画 出水ぽすか、3巻 p.148

 

鬼も人間を含む食料を捕まえたとき、グプナという儀式を行います。

約束のネバーランド、原作 白井カイウ、作画 出水ぽすか、6巻 p.127

 

ソンジュ曰く、グプナは敬意を持って行う神への感謝とのこと。

他の生物の命を奪って生きさせてもらうことに感謝をするというのは、人間も忘れてはならないことですね。

 

家族がいる

人間にはもちろん、家族がいます。

約束のネバーランドでは人間の家族が描写されることはほとんどありませんが、食用児たちは「家族」として過ごしていますよね。

 

人間世界に行った際には、本当に血の繋がった家族に会うことができるかもしれません。

 

一方の鬼にも、家族というのは存在します。

6つの塔に向かう際には、兄弟の鬼に遭遇しました。

約束のネバーランド、原作 白井カイウ、作画 出水ぽすか、12巻 p.104

 

人間と同じように血のつながりがあったり、コミュニティが存在するということがこの描写で示唆されています。

 

また、エマは鬼を絶滅させたくない理由として、「鬼達にも家族や友達がいる」ということを言っていますよね。

約束のネバーランド、原作 白井カイウ、作画 出水ぽすか、14巻 p.146

 

アイシェの存在

アイシェは鬼に育てられた人間です。

アイシェは小さい頃から親代わりの鬼と過ごし、幸せに暮らしていました。

約束のネバーランド、原作 白井カイウ、作画 出水ぽすか、16巻 p.111

 

このように鬼と人間は偏見を持たなければ一緒に生活ができるというのが、アイシェの存在で証明されました。

 

まとめ

これまで見てきたように、人間と鬼は同じ境遇で生きているということが作中で強調されています。

 

約束のネバーランド、原作 白井カイウ、作画 出水ぽすか、14巻 p.146

 

これが約束のネバーランドのテーマのひとつなのだと考えています。

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